酔いて雑記

ふと想い

二男進学する

次男坊が大学に合格し4月から学校に通うらしい。

こいつがありがたいほど手がかからず、計算高いのか

小さい頃から箸にも棒にもかからない、いい子ちゃんと来てる。

長男は、高専に行ったが怠け者で、1年留年して首となった。

留年決定の後、母親が仕事の都合で面談に行けず

私が代わりに3者面談へ。その際「一度留年した者は

たいてい退学となる確率が高いが?どうだい気持ちは。」と

厳しい話しがあったが、本人は頑張りますと。

最初の子なんでその時は親馬鹿だからまあ、一度のつまずきで

失敗すれば心を入れ変えてやる気になるだろう。

なんて高をくくっていたが本当に学校を首になってしまった。

その後、せめて高等学校卒業を手に入れるためと

母親が通信の高等学校へ手続きに奔走した。

高卒の必要単位は数単位で、本人はいたってのんきで

単位取得に必要な実習旅行なんかは親にすべて用意されて

当日は家から歩いて駅へ行くだけぐらいに整えてもらって。

なるほどこれでは、なるべくしてしかりかと。

三男はこれまた知恵遅れときて、幼稚極まりない

くだらないゲームに熱くなって床をたたいて暴力的にあばれ

みっともないったらありゃしない。

今年高校受験ときているが、すべて親任せ。

働きたくないから高校へ行くっていうレベル。

できの悪い我が子達を傍目に冷ややかに見るつもりはないが、

自分を傍目に見てみるといやいや、

わしもがきんちょ達に負けないくらいわがままで、

いやはや全く幼稚な生き物でござんす。

 

    18才

私の海が 目の前に横たわる

夕日が沈む 泣きながら赤く沈んでいく夕日がある

波音が少し調子の狂ったリズムで打ち寄せる

てくてくてく、とぼとぼとぼ

少し防波堤を歩く

ざしゃぁーん・・ざぁーん・・・

砂浜にのぼっていく波は泡を抱いて

白い砂に吸い込まれながら消えていく

あの娘はこの夕暮れに

何をしているのだろう?

夕ご飯の支度でも手伝っているのだろうか。

それとも、兄弟の面倒を見ているだろうか。

一人ぼっちの僕はもう慣れっこになって

てくてくてく、とぼとぼとぼ・・・

ざしゃぁーん・・ざぁーん・・・

夕日は赤く泣いている