人間ドック
人間ドックを受診した。今日は身体測定関係、目と耳の検査、
血圧、心電図、そして糖負荷検査。糖負荷検査は糖尿病の境界型で
血糖値が高く、ここ2年検査してもらえなかった。
ところが今回は数値がギリギリで検査できることになった。
血糖値を下げる効果があるというサプリを
3ヶ月ほど飲み続けていたのだがこれがきいたのだろうか?
視力検査は近視のため裸眼で右が0.2左が0.1、老眼検査?は右1.5左1.2
近いものはよく見える。先行きが見えない生き方は
こんなところからきているのだろう?
聴力は、4000ヘルツが聞こえない。
子供の頃に爆竹で遊んだせいなのか不明だが、
まあ、全く聞こえないわけじゃないから
生きてるぶんにはギリギリ。
何しろ、女性の高い声が聞きづらい。
「え?」とか「なに?」とか聞き直すことが多くて、
めんどくさいからそのうち「うん。」「はい。」って
相づちを打つことが多くなってしまい、
理解ができていなくて困る事がままある。
耳が聞こえなくなるとアルツハイマーも進行していくらしい。
ちなみに、うちの親父はアルツハイマーを患い、
76才で脳幹がいかれて呼吸障害になって
4ヶ月間呼吸器をつけて4年前に死んでしまった。
一人になった足の悪い母親を妹が自分のところへ来ないかと
いろいろ手筈を整えたのだが、
母親は、親父の3回忌を終えるまでは頑張ると言って
島根の田舎で一人でご近所の友人方に支えられてなんとかやっていた。
たまに電話をして息子だとわかると
電話の向こう側の声が震えていくのがわかった。
お盆のたびに兄妹弟が帰省して「母ちゃんはまだまだ生きるで~」
「ありゃ、80までは元気だな!」「よー食べるしな。」
なんて話していたのだが、
親父の三回忌が終わったお盆のあと、
2週間で肺炎を煩ってあっという間に死んでしまった。
我が家は貧乏で年金もないじじばばと3人の子供を育てるために
休みなく働く左官屋の親父と饅頭屋で働く母親。
家族で旅行にも行った事もない。
3人の子供達はそれぞれ都会に働きに出て、
結局、両親の死に目に誰も会えなかった。
ことさら親に迷惑をかけなかった自分達は
それはそれでよかったのかもしれないが、
自分が3人の子供の親になってみて
一人病院のベッドで死んでいくのはさみしいなと。
そんな自分勝手な自分は、
本当の親不孝者だったのかもしれない。